プロテインが筋肉にとって非常に大切な栄養素だというのはご存知の方も多いと思います。
筋力トレーニングを行うと筋肉は傷つき筋肉の中にある筋繊維と呼ばれる組織がダメージを負います。
そのダメージを修復するのがプロテインです。
つまり、日々トレーニングに励むトレーニーの中には「じゃあ、筋トレしながらプロテイン飲んだら最強じゃね?」って思う方も中にはいると思います。
しかし、結論から言いますトレーニング中にはプロテインは飲むべきではありません。
下にその理由と、では何を飲めばいいのかをご説明します。
目次
【トレーニング中にプロテインは飲まない方がいい理由】
たんぱく質にはトレーニングによって筋肉が分解されるのを防いでくれるアミノ酸が含まれています。
しかし、摂取したプロテインは消化されてアミノ酸に分解され吸収されるまでに早くても1時間はかかります。
トレーニング中、体は筋肉を動かすために栄養をそれぞれの筋肉に送りたいのに、プロテインを飲んでしまうと消化・吸収のために内臓に血液が集められます。そしてトレーニングの程度にもよりますが、内臓が働いている、消化・吸収中に体を動かしてしまうと腹痛を感じることもあるのです。
【トレーニング前後のプロテイン摂取のタイミング】
トレーニング前のプロテイン摂取のタイミング
トレーニング前にたんぱく質摂取しておくことで血中アミノ酸濃度というものが低下するのが抑えられ、トレーニング中に筋肉が分解されるのを防いでくれます。さらに血中アミノ酸濃度の低下を防ぎトレーニングを行うことでトレーニング中に筋肉の合成が進み筋肥大のためにも効率的です。
トレーニング前にプロテインを摂取するならトレーニングの1時間前には、食事からたんぱく質を摂取するならトレーニングの2~3時間前までに摂取するようにしましょう。またアミノ酸であるBCAAなら消化・吸収時間が早く効率的にトレーニングを行うことが出来ます。
トレーニング後のプロテイン摂取のタイミング
トレーニング直後は筋たんぱく質合成反応が活発になっているため筋肉を構成するたんぱく質を摂取することで筋肉がより多くのたんぱく質を取り込む。トレーニング直後にプロテインなど手軽にたんぱく質が摂取できるものでたんぱく質をとり、可能であれば1時間以内に食事からのたんぱく質も摂取したい。
トレーニング終了から3時間程度はこの筋肉の合成反応は通常時よりも活発なため遅くとも3時間以内には食事をとるようにしよう。
【個人的な失敗談】
私もトレーニング初心者の頃「プロテイン=筋肉にいい」といった浅はかな考えでトレーニング中にプロテインを飲んでいました。
私がプロテインを飲みだしたころに通っていたのは町の町民体育館だったため、施設の人がトレーニングルームにいるわけでもなくこの私のミスに誰も指摘することなくしばらくの間トレーニング中にプロテインを飲んでいました。
これがスタッフの常駐するフィットネスクラブやスポーツジムならスタッフの人やジムの主のようなマッチョが教えてくれたのかな?
トレーニング中にプロテインを辞めた理由は、普通にトレーニング中にプロテインを飲むのがしんどいからです。
そして私よりあとにジムに通い始めた会社の後輩からBCAAというめちゃくちゃ美味しくて効率的な飲み物を聞きトレーニング中の飲み物はBCAAに変わりました。