最近どんどん暑くなってきましたね。
毎日ガツガツ筋トレしてるトレーニーにとって、毎朝のプロテインは欠かせません。
一日のたんぱく質摂取の総量を考えると朝の摂取ももちろん大切ですが、朝にプロテインを摂った方がいい理由はそれだけではありません。
【最後にたんぱく質を摂ってからどれぐらい経ってる?】
朝起きたらまずはコップ一杯の水を飲もうというのは聞いたことありませんか。
人間は寝ている間に無意識のうちに大量の汗をかいているのです。
暑い夏だけでなく寒い冬でも寝ている間の汗は相当量かくので、起きた時人間の体の水分はカラカラ。失った分の水分を補給するという意味で朝のコップ一杯の水はとても重要です。
点滴でも売ってない限りねている間は水分補給できないですからね。
では、たんぱく質はどうでしょう。
前の日の晩ご飯を夜8時に摂ったとしましょう。
食事からのたんぱく質摂取の吸収時間はだいたい3時間~6時間です。この計算で行くと単純に夜中の2時にはたんぱく質の吸収は終わります。
では0時に寝るとして、就寝1時間前の23時ににプロテインを飲むとどうでしょう。ホエイプロテインの場合吸収時間は1~2時間です。この場合も夜中の1時頃にたんぱく質の吸収は終わります。そしてプロテインを吸収時間の比較的ゆっくりなソイプロテインやカゼインプロテインにしたらどうでしょう。ソイプロテインやカゼインプロテインの吸収時間はだいたい3時間~6時間ほどです。この場合明け方の5時ごろまでたんぱく質の吸収は持続します。
しかし、いずれの場合も朝6時に起床した場合最後のたんぱく質の摂取から7~8時間ほど経過していて、体へのたんぱく質の吸収は終了しています。体の中に吸収されるたんぱく質がない(足りない)状態のことをカタボリックといいます。このカタボリックの状態はトレーニングをする人間にとっては非常によくない状態で、カタボリックの状態が長く続くと最悪の場合筋肉の分解が始まります。
カタボリックという言葉に対して必要な栄養が充分にあることをアナボリックといいます。
トレーニングをした上で体をアナボリックの状態にすることで体のコンディションはよくなり筋肉の合成がスムーズにいきます。
【朝の栄養ちゃんと足りてる?】
最近では朝は忙しいからと朝ご飯をコンビニのパンやおにぎりですます人も珍しくありません。
しかし、パンやおにぎりだけではたんぱく質は充分とはいえず、どうしても血中アミノ酸濃度が下がってしまいます。
血中アミノ酸濃度とは体の中の血液をめぐるアミノ酸(たんぱく質が分解されたもの)のことで、全身に筋肉の元になるアミノ酸を体中に届ける大切な役割を果たしています。
血中アミノ酸濃度が下がってしまうと筋肉の分解がおこっとしまうというトレーニーにとって最悪の状態に陥ってしまいます。
先の説明で朝起きた時点でのたんぱく質が体に足りないのはわかりましたよね。
この朝のたんぱく質が足りない状態にプロテインでたんぱく質を効率よく筋肉に運んであげることが非常に大切です。
食事からのたんぱく質の補給も大事ですが朝に限ってはホエイプロテインの方が吸収速度も早く筋肉に早く栄養が届く意味でもおすすめです。
また朝のこのプロテインをBCAAやEAAに置き換えてもいいでしょう。
朝の乾いた体に水分とたんぱく質の補給を意識してみてください。